※この記事は連続記事の第3回目です。まず先に「医学生のつどい2」
http://hyogo-min.com/intern/post-666.html
をお読み下さい。
医学生のつどいの詳細な内容に興味がある人は
http://aequalis.jp/event/detail.php?id=336
を参照下さい。
さて今回は病院の外で行う健康増進活動についてです。
駅前や市役所、市民ホールなどで行なわれる健康教室のような集まりを見たことはありますか?
熱心な医学生なら、学会や医師会が主催する地域住民のための講演を聞いたことがあるかもしれませんね。
病気になってから治療をしたり再発予防をするのではなく、病気になりにくい生活習慣を身につけてもらうことが目標です。
具体例で言うと、
脳梗塞になってからリハビリをして再発予防の薬を飲むのではなく、
脳梗塞にならないように運動をして食事に気をつける、
という感じでしょうか。
テレビやインターネットなどで色々な情報を入手できる時代ではありますが、
簡単に情報を手に入れられる反面、情報の正確性を判定することは非常に難しいと思います。
さらに気をつけることとして、正確に情報を伝えることはもちろん、どんな人にも分かりやすく、生活に活かして実践してもらえる形で伝えなければいけません。
「○◯町の☓☓川沿いを△△から□□まで30ぐらい歩くとちょうどいいですよ」
「○○町の☓☓という定食屋のメニューはすごくヘルシーで、減塩の味付けの参考になりますよ」
こういった風に具体的に言われるとなんとなく分かりやすいですね。
当病院でも研修医が健康診断の結果返しに行ったり(指導医とペアで行きます)、地域住民の方の健康教室に講師として行ったりしています。
研修医のうちから、病院の外で健康増進活動を行うことで、地域医療に必要な素養を身に付けることができます。
また、実は、講師をすることでとても自分自身の勉強になります。
3日間の医学生のつどいを通じて、研修医のうちから地域医療を意識して研修をしていこうという気持ちを再確認しました。
「地域医療」に興味をもった学生諸氏の実習問い合わせお待ちしています!