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医療とは「患者・家族の人生を支えること」~鈴木富雄医師WS報告~

みなさん、ごぶさたしています、あまっこ♪です!
今回は、6月1日に行なった、鈴木富雄先生の総合診療ワークショップの報告をします。
、、、って、報告も遅くなってすみません(T_T)

今年で4回目となるこの企画、鈴木先生もとても楽しみしてくださっていて、企画している私たちもうれしい限りです。回は医学生、看護学生、薬学生(一番参加が多かった!)、高校生、浪人生、そして職員もあわせて約60人が参加しました。

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今回症例のプレゼンテーターは尼崎医療生協病院産婦人科医の三宅麻由先生でした。先生自身が関わった80代女性のエピソード。がんの告知をうけ、「これまで色々がんばってきたのに、私には何も残っていない」「早く死にたい」という女性に対し、「医療者として何ができるのか」をグループごとにディスカッションしました。三宅先生は丁寧にこの方の人生を聞き取り、最後には「もう少し長く生きたい」と言ってなくなっていかれたことを紹介してくれました。

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参加した学生からは
「今回のワークショップを通して、医療の目的は患者さんの病気の治療だけでなく、その人自身の生きがいの再確認やQOL の向上であるということを学びました」(高校生)
「結果ではなく経過が大切だということ。一人の患者に対してチームで考えていくこと。一つ一つの行動に意味があることを教わりました」(看護学生)
「"医療とは何か"という根本に触れる質問を最後に投げかけられ、どうしても普段の勉強の視点に引きずられて、身体的な病にだけ注目しがちな自分に気がつき、初心を忘れてはならないと改めて感じる機会となりました」(医学生)
との感想が出されました。

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