トップページ> 職員のブログ > 兵庫医大生とディナーミーティング "産婦人科から見た貧困"を考える
みなさんこんにちは(^^)/ 医学生担当のkishimotoです。
昨日は兵庫医大のディナータイムミーティング
尼崎医療生協病院の「産婦人科から見た貧困」学習&ディスカッションしました。
この日のメニューは、
「これまで好評だったメニューアラカルト」♡
テーブルいっぱいのメニューを前に乾杯ヽ(^o^)丿
カレイの煮つけはAさんのお気に入り
きんぴらレンコンはKちゃんが大好き!(^^)!
鮭としそのお寿司おにぎりはMさんのリクエスト
そして、ちらし寿司は、いつも入学おめでとうの時に作って食べているメニューです。
これに、ジャンボカツ(ビーフ、ポーク、チキン)と
Tくんが大好きなカボチャケーキをつけて
「最近嬉しかったこと」か「サンタさんにお願いしたいモノ」
を出し合って、わいわい話しながら、ぱくぱく平らげていきます。
もちろん学習もします。
尼崎医療生協病院の産婦人科は、
尼崎市内で唯一の助産施設で、経済的に困難な妊婦さんを受け入れています。
そこでのリアルな事例を報告しました。
15歳の妊婦さん。「お母さん」としての自覚を育て、
出産後の育児を誰が支えてくれるのかも含めて
フォローしていった話。
お金がなくて中絶もできず
出産しても育てることが出来ないシングルマザー
ていねいにフォローして里親委託制度を利用することになり、
お母さんと一緒に里親さんも入院して赤ちゃんに寄りそった話。
産婦人科で関わるのは産後1か月までです。
それまでに、気づき、フォローし、行政につなげることが本当に大切です。
最近寝屋川市で起きた
赤ちゃんを次々4人の赤ちゃんの遺体をコンリ―詰めにして
自宅の押し入れに隠していたという事件についても触れながら
安全に赤ちゃんを出産させることだけが
医師の仕事ではないこと。
見えにくい貧困にどうきづくのかというと。
この事件は、遺体を遺棄した女性だけの問題ではないこと
などなど、ディカッションしました。
......で、
私事ですが、12月1日より
病院医局の医学生担当より診療所に異動することとなりました。
というわけで、これが最後のブログ投稿となります。
これまでありがとうございました(≧▽≦)