トップページ> 職員のブログ > 凍える冬 ~ホームレス支援活動を行いました~
あけましておめでとうございます。担当者のMKです。タクシーじゃないですよ。
さて、昨年末の12月28日寒空の下、神戸・三宮東遊園地にて毎年恒例のホームレス支援のための炊き出しボランティアを行いました。医師5名、看護師4名、MSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー)2名、医学生23名、看護学生8名、高校生5名など全体で69名参加しました。
アンケート調査、炊き出し、そして医療相談の担当にそれぞれ分かれ活動を行いました。アンケート調査に入った学生たちは、経済的な理由で「薬をもらわない」、「病院には行かない」と言った話を聞き、経済的な格差が現実に起こっていることを痛感しました。
医療相談テントには13名の相談者が訪れました。昨年に比べて重症な方は少なく、定期的に通院されている方が多くいらっしゃいました。しかし、中には借金を多く抱え、医療費の負担ができないという方も相談に来られ、MSWが国保短期証の申請を促し、受診が途切れないように対応しました。
ボランティアの後は、学生を中心にボランティア活動の感想交流会を行いました。東神戸病院MSWの方にお越しいただき、日本を覆う「格差」について、事例を基に分かりやすく説明をしてもらい、貧困の問題が高齢者のみならず子どもにも蔓延している現状を学びました。参加した多くの学生が日本の抱える社会的な問題に目を向けるきっかけとなりました。