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大切なものは、目に見えない

どうも、医学生担当をしているMKです。タクシーじゃないですよ~


少し前ですが、9月19日(土)に東神戸病院(神戸市東灘区)にて学習会「身近な医療格差について考えよう」を開催しました。医学生と看護学生が、計3名参加してくれました。

「格差」、と言えば経済的な格差のことがピンと来ますが、今回のテーマは「医療格差」。学習会では、この「医療格差」について医師、そしてMSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー)の方から、地域に起きている格差のことや日々診療で接している患者さんの事例などをお話いただきました。


お話を聞くと、医療を受けることに対して、個人ではどうしようもない社会的な「格差」が生じていて、そのために医療を適切に受けられない状況になっている、ということがよく分かりました。特に経済的な格差が原因となっているケースが紹介されました。


20150919_4711.JPGのサムネール画像


話しを聞くだけに止まらず、今回は地域フィールドワークも行いました。病院の近くに暮らす方々にインタビューをさせていただき、日々の生活のこと、ご自身のお体のこと、将来心配なことなどを質問させていただき、そこから地域に暮らす方の不安が見えてきました。「将来の医療費のことが心配」とみなさん仰っていました。中には、病院にかかる時のために生活費を削って生活をしている、という方も。その一方で、みなさん健康づくりのために運動や趣味やサークル活動を日々がんばってらっしゃってもいました。

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参加した学生の感想文(一部)を紹介します。

Kさん...患者さんに経済的に大きな格差があることが分かった。年金や医療費の心配をされている人が多かった。地域のコミュニティの問題にも気が付いた。

Oさん...先入観を持たずに、患者さんの生活背景をしっかりと見ていきたい。

Sさん...どんどん削られる社会保障(医療格差の一因となっている)に対して、有効な策はあるのだろうか?


「大切なものは目に見えない。」これはフランスの作家サン=テグジュペリの『星の王子様』の一節ですが、とても有名な言葉です。医療格差、というものも目には見えず、気がつきにくいものですが、患者さんを取り巻く状況として、いつも意識しておきたいです。医療を必要とされている方々が医療機関にかかることができる、それは当たり前のようですが、そうなっていないのが残念ながら日本の現状です。





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