トップページ> 職員のブログ > 医学生の内科実習~医師の役割は患者さんが生活の場に戻れるまで
医学生担当のkishimotoです(^^)/
1月15日(木)は、尼崎医療生協病院で4年生の医学生Oくんが冬休みを利用して、内科の実習。
一人の患者さんを担当して、じっくり話を聞き、
患者さんをトータルにとらえたレポートをまとめ、報告をする...という実習です。
まず病棟の朝礼に参加。肺疾患の患者さんについて時間をかけて打ち合わせしています
研修担当医のN医師が「今話してる患者さんの肺がこれ...」
などなど、電子カルテの情報をもとに横から補足説明してくれます。
そのあと、同じく担当医のH医師より、
「患者中心の医療」「患者をトータルにとらえること」についてレクチャー。
この日担当する患者さんの病歴などについて説明を受けて...
そしていよいよ病室へ。まず患者さんに自己紹介。
「少しお話を聞かせてください」
これまでの経過、これまでにかかった病気のこと、家庭でのこと、仕事、今の思い、希望...
いろんなことを聞かせていただきます。
リハビリにも同席したあと、
患者さんについてレポートをまとめ、合同カンファレンスでプレゼン(むっちゃ緊張(;´∀`))
そして、最後に実習を終えての振り返りです。
「医師が治療し、医療的判断をするのは当然だが、
退院したあと、かかりつけ医がいるか。今後自宅から通院できるか。往診が必要か。
介護保険が利用できるのか、家族で支えられるかなど
生活の場に戻れるまでコーディネートすることが必要」
など、担当医のH医師から助言もありました。
O君からは「実際に患者さんと接することができて、まだまだ学ぶべきことは山のようにあると実感しました」
「今度は生活の状況を見ることができる往診にも行ってみたい」
などの感想が出されました。
振り返り中にも、病棟では分娩があって医師が中座したり、
そのあと救急車が到着し、
すぐに医師が電子カルテで到着した患者さんの情報を確認したり
なかなか臨場感のある振り返りでもありました( `ー´)ノ。
学生のみなさん、ぜひ、冬休みや春休みを利用して、
実習に来てください!(^^)!