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初めての救急車


こんにちは、研修担当のIKDです。

 

 

3月になりましたね。

ほんと、月日の経つのは早いです。

 

 

今回のブログは初めて体験した救急車と大学病院の救急室。

 

先日、出張で島根県の出雲市に行ってきました。

 

目的は医学生の面談です。

 

ホテル近くの雰囲気のいい居酒屋さんで面談を終え、10時半頃ホテルに帰ってきました。

 

長旅と面談で疲れていたので、お風呂も入らず11時半ごろベッドへ。

 

ベッドに入るとまもなく寒気がしてきたため、部屋の暖房を入れました。

 

そのうち、寒気がどんどんひどくなり、体がぶるぶるガタガタ震えが来たんです。

 

心臓もドキドキしてきて脈もあがり、熱も出ている感じ。

 

明らかにいつもとは違う状態になってきました。

 

「これは何かヤバイ!」「救急車呼んだほうがええかな?」「でも朝まで待とうかな?」

 

考えるてる間にも、震えはひどくなるばかり。

 

スマホと財布を持ってホテルの部屋着を着たままフロントへ行き、スタッフの女性に、「体の震えが止まらなくて体調悪いんです。救急車呼んでもらえますか?」

 

僕の様子を見てビックリしたんでしょう、すぐに救急車を呼んでくれました。

ソファーに座ると、女性スタッフさんは毛布をかけてくれました(優しい)。カーディガンも。

 

救急車はものの5分ほどで到着。

 

3名の救急隊員がフロントに入ってきて、隊長と思われる方が、「どんな感じですか?」と島根弁訛りの優しい口調で聞いてきました。

他の2名は脈と血圧を測り、数字を隊長に伝えます。聴診器も当てています。

 

ひととおり経過を話すと、担架に横になるよう促され、「今から大学病院に向かいますね。」「すぐに着きますからね~。」と声かけが。

 

そして救急車に乗り込みました。

 

車内の印象は、思いのほか暖かい、意外に広い、1名の隊員が常に声かけをしてくれる、車の乗り心地が悪くて酔う感じ、曲がるたびに目が回る、そしてスピードが早い。

 

10分ほどで大学病院に着きました。

 

大学病院の救急対応は医師2名、看護師3名。

 

後期研修医とおぼしき医師が問診を取りましたが、状態、今日の経過、病歴、既往歴、アレルギーなど、かなり詳しく聞かれました。

その間、指導医と思われる医師は、「肺の音はどう?」「頸部見た?」「体温は上がってきてる?」など、診察の指示。そうこうしているうちに指導医が、「IKDさん、診察しましたが何らかの感染症で徐々に熱が出だしている感じですね。それで震えが来るんです。水分を500ml点滴で入れますね。採血もして感染の原因を確かめますので。徐々に熱が上がってくると思いますが、とりあえず経過見ますね。」との説明が。

 

説明を聞くと安堵感が広がり、「そうですか、重症じゃなく良かったです。」と思わず応えていました。

 

その間、看護師さんからも声かけがあり、1時間ほどで震えもおさまり落ち着いて来ました。

解熱剤、抗生剤など2日分処方されて、3時半ごろにタクシーでホテルに帰りました。

 

料金は3割負担で5470円 ... 高い? 安い?

 

思わぬ経験でした。



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