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震災から半年の山元町でカラオケを歌う

こん○○は,とみーです。

10月8日(土)に行なわれた,宮城県山元町でのボランティアのことを書きます。

 

3月11日からほぼ半年が過ぎ,仮設住宅での生活が始まっています。私が4月ごろに現地に行った時の避難所生活に比べれば,とにもかくにも世帯ごとの住まいで生活できます。ただ狭いですし,いっしょに各戸訪問にまわった大工さんは,「お風呂に入るところなど段差がある。阪神の時にも指摘したのに改善されていない」のだそうです。

 

rensyu.jpgいくつかのチームに分かれて各戸訪問と健康相談をしました。予定では20戸ほど割り当てがあったのですが,留守宅があったのと訪問できたおうちではどこも長話になりまして,2時間で3軒しかまわれませんでした。始める前には「被災者はたくさんのボランティアと対応して疲れている人もいる」というような注意もあったのですが,私たちがまわったところは一人住まいの高齢者だったためか,長居してしまいました。

 

午後からは仮設住宅の集会所でカラオケ大会です。正直なところ「わざわざカラオケしに来るかなあ」とか「学生ボランティアはついていけるかなあ」と思っていましたが,杞憂でした。

開始時間前からやってくる人もいるほどの大盛況,椅子が足りなくて近くの体育館に追加注文です。はじめは現地の方にマイクをまわしていたのですが,「神戸の兄ちゃんも何か歌ってくれ」との声に,学生ボランティアも歌声を披露。Sさんがシブく「王将」を歌って喝采です(ちなみに「王将」の出だしは「♪吹けば飛ぶような将棋の駒に~」です。医学生のみなさん知っていますか?)

それから「ズンドコ節」でみんなで手拍子をして,盛り上がったところで終了。いやあ良かった良かった。

karaoke.jpg11月のおたのしみ企画は「餅つき大会」だそうです。ぜひ医学生のみなさんも参加してください。

 

なお行き返りの車中泊では普通の観光バスを2席で1人使っているのですが,いくら2席とはいえ横になるには狭いですなあ。かなりダンゴ虫のように丸くなっても足の先がはみ出るか,首が痛いかです。学生ボランティアは「横になるのはあきらめた」と言っていました。女子学生は何とかおさまっていました。椅子を全部取っ払ってフェリーの2等室みたいにカーペット敷いてくれたらいいなあ。

11月ボランティアは「飛行機で日帰りトンボ帰り」コースもありますので,良かったらご利用ください。

 

 

 

 

 

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