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宮城県南・山元町ボランティア(続報)

東日本大震災から4ヵ月。被災地では、生活再建のとりくみがつづいています。

 

7月1~3日に神戸大学や大阪大学、鳥取大学の医学生のみなさんがボランティアに行った宮城県南・山元町の現地ボランティアスタッフから続報が届きましたので、みなさんにも紹介します。

医学生のみなさんのボランティアは、被災地のみなさんからたいへん喜ばれているそうです。ひきつづき、多くのみなさんの支援をよろしくおねがいします。

(東京の医学生のみなさんも山元町にボランティアに入っているそうです)

 

 

<現地スタッフからの報告>

写真は、山元町のKさん宅。床板を外しましたが、床下にはまだヘドロが残っていて、湿っている状態。ご家族みんなで力を出し合って作業しています。小さいお子さんたちも懸命に作業をがんばっています。フローリングからは溜まった泥がしみ出してきて、作業に苦労します。工務店の方々ともどのように作業を進めていくか相談しながら作業しています。そのようなたいへんな作業の中でも子どもさんたちはとても明るくて、こちらが元気をもらいました。

現地では、ひきつづき、一軒一軒を訪問して声をおかけしています。訪問してお話を伺うと、糖尿病の治療を受けていた方、血圧の高い方などもみえて、とくに糖尿病の方は、コントロールが難しいようでした。「震災以来、運動が少なく、家の中にいることが多い」とのことでした。会話も少なく、ストレスもためているようにみえました。

仮設住宅の訪問では、「仮設住宅に入って4日目」という奥さんからお話を伺いました。「4か月、避難所生活をつづけていたので、ほっとしています。ですが、今になって疲れが出てきました」「"仮設住宅で自立して"と言われますが、生活は不便です」と話してくれました。

今後もお一人おひとりのお話を聞きながら、被災者のみなさんの生活再建の支援に全力でとりくみたいと思います。

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<13日お昼のNHKニュースより> 

※仮設住宅での孤独死のことがニュースになっていました。ニュースの内容をそのまま紹介します。

 

 

宮城県の名取市や塩釜市の仮設住宅では、先月、独り暮らしの高齢者が、誰にもみとられないまま、脳内出血や心臓病とみられる症状で相次いで亡くなっていたことが分かりました。これを受けて、宮城県は、県内の仮設住宅が完成することし8月から9月ごろに、市町村を通じて孤独死の実態調査をする方針を決めました。宮城県は、5年前から毎年、孤独死の実態調査をしていて、毎年10人ほどの死亡を確認していますが、ことしは震災の影響で調査を行なっていませんでした。宮城県は「これまで仮設住宅に住む高齢者の健康管理は、保健師などの報告で確認していた。孤独死を防ぐため、早めの実態把握に努めたい」としています。孤独死を防ぐため、宮城県は、市町村に対し、仮設住宅の団地に生活の相談を受け付ける人を配置することなども働きかけていくことにしています。

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