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震災支援ボランティアに参加しました!

 7月1日~3日の日程で、宮城県南部の山元町にボランティアに行ってきました。

参加したのは尼崎医療生協の支援活動です。医学生の募集が多かったので、医学生9名、医師2名、看護師1名、事務職員5名のチームを組み、仮設住宅の訪問、医療相談と、家屋の泥だし、解体作業に分かれて活動しました。医学生は大阪大学、神戸大学、鳥取大学の学生さんたちです。
ホームページを見て申込みをしてくれました。

↓ 海岸線の住宅。津波被害の凄さを物語っています。

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仮設住宅では、支援物資の殺虫剤を手に、一件ずつ訪問し、被災者の方々と対話しました。
医療相談のほかに、用意したくじ引き(スーパーボール当て)で子供と一緒になって遊びました。

↓ 凄く喜んでもらい、逆に元気をもらいました。

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↓午後からの泥だし・解体作業では全員泥だらけになって作業しました。

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震災から100日以上たっていますが、山元町の被害は想像以上に甚大でした。
メディアであまり取り上げられない現実を目のあたりにしました。
現在は、医療支援より、生活支援が必要だと感じます。家屋での作業は新しく家を建てることができないので、壁を剥がして、リフォームするためのものです。
今回支援させていただいた方々は、住み慣れた山元町を離れて暮らすことを望んではおられません。仮設住宅ができつつありますが、仮設住宅に入ると、支援が打ち切られるという話も聞きました。
そうなると仮設住宅が本当に安心して住めるのかは疑問に感じます。
これから暑くなり、熱中症、孤独死などの健康面の問題も出てくることが予想されます。慢性疾患を持つ高齢者の方、子供たちのストレスも大きくなってくると思います。


仮設住宅から復興住宅、そして住み慣れた街で生活すること。
今回、家屋のリフォームのお手伝いをさせてもらった被災者の方が求めているのは、東日本大震災が来る前の生活に戻ることなのだと感じました。震災の被害を風化させることなく、兵庫民医連はこれからも長期間継続して、被災地支援を行います。
ホームページなどで、支援のお知らせをしますので、医学生のみなさん、是非ご協力ください。

 

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