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サマーセミナーを開催しました

 2021821日(土)、サマーセミナー(兵庫民医連夏季奨学生会議)をオンラインで開催し、医学生10名、高校生9名が参加しました。

「新型コロナウイルス感染症と公衆衛生」というテーマのもと、最初にリーダー学生から事前学習レポートとして、保健所の業務内容などについて報告がありました。


次に第1部の講演では、元保健所職員で保健師の前山美由紀さんを講師に、「みんなの生命・生存・生活・生産を衛る公衆衛生~コロナ禍などから学び進化させよう保健所の役割~」という内容でお話していただきました。阪神淡路大震災発生時の経験や、コロナ対応など多岐にわたる保健所の取り組みを紹介していただきました。


第2部では、東神戸病院院長の遠山治彦医師による「コロナ対応の現場から見えたこと」という講演でした。東神戸病院でのコロナ対応や症例などについて幅広くお話していただきました。


最後に遠山医師から実際にあった症例を紹介してもらい、「保健所や医療機関がDNAR(患者本人または患者の利益にかかわる代理者の意思決定をうけて心肺蘇生法をおこなわないこと)を確認することに違和感を覚えた」「医療物資の不足が問題なのではないか」などの意見が出されました。

遠山医師は、コロナは急激な悪化がありうるため、医療の空白や命の選別が起こらない医療体制を構築していく必要があると訴えました。


終了後には交流会を開催しました。兵庫民医連の医師や専攻医、研修医も参加し、事前に届けた同じ夕食を食べながら、講演の感想やストレス発散方法、夏休みの過ごし方などの話題で交流しました。最後はビンゴ大会で盛り上がりました。


LINE_ALBUM_2021年8月21日サマセミ_210914.jpgのサムネール画像

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