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4/18~23で,宮城県山元町の避難所を支援しました

みなさん,こんにちは。とみーです。

hisai29.jpg4月18日(月)から23日(土)にかけて,震災復興の支援に行ってきました。そのお話をしたいと思います。

行き先は宮城県柴田町にある「みやぎ県南医療生協」が診療圏としている山元町の避難所です。あまりマスコミには報じられていませんが,津波の死者の割合が周囲の自治体に比べてかなり高いところです。

その山元町のとある避難所で,救援物資を整理・仕分けして被災者の手に渡るようにするのが今回の仕事でした。物資は避難所に届いてはいるのですが,仕分けができておらず避難所の廊下に積んだままになっていたのもありました。
「物資届けなんて簡単なのでは」と思われるかもしれませんが,整理されないままいろんな種類の衣類が混在していると,何が入っているかを調べるのが結構大変なんです。

2日目からは,兵庫民医連の病院にこの春実習に来てくれた山形大の医学生T君にも手伝ってもらいました。最初は1泊2日の予定でしたが,避難所の現場に入るとさらに1日手伝ってくれました。「患者さんに近いところで医療がしたい。家庭医の時代が来ると思う」と言うT君,さすがです。

そのうち避難所のお母さんたちも仕分け作業をいっしょにするようになりました。休憩している時には牛乳とワッフルをいただきながら,お話をしてくれました。山元町周辺は東北地方では有数のイチゴの産地で,ちょうど収穫直前だったのに全部流されてしまったそうです。お母さんたちは久しぶりにみんなで働いたせいか生き生きしてはいましたが,そういう話をする時はやはり無念そうでした。津波で亡くなった方の中には,せっかく逃げたのにイチゴ温室の温度が気になって家に戻ってしまった方もおられるそうです。

津波が押し寄せたところには,「捜索済」とある旗と,「未捜索」を示す青い旗があちこちに立っていました。被害の巨大さを物語っています。

今後は仮設住宅への入居が始まるいっぽうで,避難所生活もまだまだ長引くことが予想されています。生活支援を中心としたボランティアが求められてくると思います。兵庫民医連でも医学生のボランティア登録をはじめました。「夏休みに行きたいんだけど」という方でもOKです。ぜひ登録してください。

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