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2014サマーセミナー開催

どうも医学生担当のMKです。タクシーじゃないですよ。

 

 

8月23日から24日にかけて、神戸市東灘区にある東神戸病院を舞台に医学生の学習企画サマーセミナー「医療と経済~みんなで考える病院経営」が行われ、医学生12名、医師6名、合計31名が参加しました!! 病院の経営について学びながら、実際にリニューアルを予定している東神戸病院の医療構想について考えました。

 

 

病院経営についての講演あり、地域の方へのインタビューあり、夕食交流会あり、グループディスカッションありのあっという間の一泊二日でした。

 

 

はじめに病院経営について知るために、保険制度や診療報酬制度について講演会で学習。

 

 

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それから、東神戸病院の近隣に暮らす方のお宅にお邪魔して、地域の方々の要望する医療や医師について医学生がインタビュー。

 

 

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地域の方からは、こんな答えが返ってきました。

「病院が行っている盆踊りや餅つき、バス旅行が楽しい。」

「若い世帯が増えているので小児科を充実させてほしい。」

24時間往診でお世話になっている。どの看護師さんやお医者さんが来ても、病状を知ってくれているので安心。」

 

 

医学生への激励もありました。

「患者さんは心も体も弱って病院に来ている。できるだけ礼儀正しく、優しい言葉をかけられるお医者さんになってね。」

「治療についてしっかりと説明できる医師になって下さい。今している治療についてだけでなく、その治療がこれからどのような経過となるのか、その先まできちんと説明できるようになって下さい。」

 

 

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2日目の講演の講師は「笑って死ねる病院」でおなじみ金沢の城北病院に勤務されている中内義幸先生。「目の前の患者さんを第一に考え、治療だけでなく医療を取り巻く社会の状況にも目を向けることも大事」という医師としてのマインドが、参加した学生に伝わる内容でした。

 

 

最後に、みんなで東神戸病院の医療構想について議論。地域の方の意見を盛り込んで、「病院をサロンのようなスペースにしよう!」、「長い待ち時間でも『笑って待てる病院』にしよう!」など発想の柔軟な意見がたくさん出されました。

 

 

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参加した医学生の感想をちょこっと紹介。

 

 

「診療報酬についても、制度的な話は難しかったですが学ぶことができました。中内先生のお話では、患者の理想を叶えるということが簡単なようで難しく、それに取り組む精神が素晴らしいと思いました。理想で終わるのではなく、少しでも現実にしていけたらいいなと思いました。」

 

「フィールドワークでは、互助組合の組合員になったきっかけや、どのような医師になってほしいかというお話を聞きました。地域に求められる医師になれるように学んでいきたいです。患者さんの病気だけでなく内面も理解することが大切だとわかりました。よい信頼関係を築けるようコミュニケーション能力なども高めていきたいです。患者さんが集まる、心休まる病院を目指して医師としてできることを探して、実際に行動していきたいです」

 

 

「フィールドワークでは東神戸病院への愛着と意見を聞いて、本当にこの病院は地域に愛されていると感じました。『笑って死ねる病院』を見るのは3度目ですが、何度見てもこの医療を実践している城北病院や民医連はすごいと思います。大学病院とは異なる医療をよく知れる機会でよかったです。年明けからポリクリが始まるので、民医連的視点でも見ていきたいです」

 

 

兵庫民医連では、冬に行うウインターセミナーも予定しています。テーマは「精神疾患と社会(特に若者」)、ブラック企業、働き方」についてです。日程は未定ですが、決まり次第このブログで案内します。ぜひご参加下さい!!

 

 

最後に、こそっと夜の交流会の様子も。楽しく盛り上がりました。

 

 

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