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あれから20年~取り組み続けるボランティア

こんばんは。医学生担当のMKです。タクシーじゃないですよ。


1月17日、阪神大震災から20年が経ちました。報道番組やSNSでは、当時の惨状を伝えるものや、被災された方の思いが語られるものが見られ、多くの方が当時を偲ばれたことと思います。また復興の現状を問う番組もあり、未だに震災が終わっていないことを痛感させられました。


昨年末、2014年12月28日(日)、神戸三宮・東遊園地で取り組んだホームレス支援炊き出しボランティアは、阪神大震災を機にスタートしました。ホームレスの方々の越冬を支援するために、炊き出し、医療相談、健康アンケート活動を行います。


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当日、寒さで底冷えする会場には、100名を超えるホームレスの方が集まりました。11名の医学生に加えて、2名の看護学生、また医学部を目指す高校生も2名参加し、アンケートに当たりました。34名の方から健康状態や生活について聞き取りを行いました。

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参加した学生からは、こんな感想が出されました。


・治療を放置している方が多く、対策が必要だと思った。
・貧困が直接健康に影響していることが分かった。
・多くの方が相談できる窓口が必要だと感じた。


医療相談では、初期・後期研修医も含めて医師6名、看護師2名、MSW4名が、17名の方から病気や生活の相談を受けました。中には、持病のために職を失った20代の男性の方からの相談もありました。
 

復興も貧困も、未だに完結していないのだと改めて思い直し、高齢化が急速に進む中で、より若い世代がこのような問題に関心を持ち、行動していくことが必要なのではないか、と感じました。

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