みなさんこんにちは☆
今週から奈良県の病院で精神科研修がスタートした2年目研修医のAMです。
精神科研修の詳しい内容は後日また追ってお伝えするとして、今回は先日の週末に長浜赤十字病院で開催された、小児のトリアージを学ぶ小児T&A(Triage&Action)勉強会に参加した報告をしたいと思います☆
小児T&Aとは、小児診療において見逃してはいけない疾患を想定し、見た目や全身状態から緊急度や重症度が高い患児をトリアージして適切な処置を施しながら小児科に相談・連絡できる能力を身につけることを目的としたワークショップで、今回が60回目の開催だそうです。
私は研修先の病院の指導医の先生におススメだよと教えていただき、この度の受講に至りました☆
大人であれば救急での初期評価はAirway,Breathing,Circulationですが、小児ではAppearance,Breathing,Circulation
to skinと、見た感じの印象が大事になります(具体的には、元気がない・なんとなくぐったりしている・目を合わせない・発語が見られないなど)。
その基本的なトリアージ法を学んだ上で、発熱・腹痛・下痢・嘔吐・熱性けいれん・喘鳴の各症状毎の講義を受け、よく練られたシナリオに沿って医師役と看護師役になってロールプレイを行っていくんですが、これがすごく楽しく大いに勉強になりました!
小児科やプライマリケアのベテランの先生がほぼマンツーマンで各シナリオブースについてくださり、一人一人にfeedbackをして下さり、実践的な内容でとても学習効果の高いWSでした。
個人的には今までに行った勉強会でトップ3に入るくらい楽しい勉強会でしたね♪♪さらには大学時代の先輩に6年ぶりにばったり再会したり、新しい出会いがあったりして、とっても満足な1日でした♡私は9月末から小児科研修がスタートするので、今回学んだ事を忘れないよう早く実践したい気持ちでいっぱいです♪
残念ながら今回長浜観光をする時間はなかったけれど、病院までの道中だけでもレトロな雰囲気が漂う落ち着いた素敵な街並みで、一瞬で長浜の魅力に心奪われました♥近いうちにまた長浜に行けるチャンスがあるといいのですが♪
ところで、こちらは勉強会の時のお昼ごはんです☆何だかわかりますか?
こちらは滋賀県長浜市周辺の湖北地方に伝わる「焼き鯖素麺」という郷土料理で、甘辛くさばを炊いて、その煮汁でお素麺を茹でちゃったお料理だそうです。
このお料理は、農家に嫁いだ娘に、農繁期で忙しい5月に気軽に作れるものをと娘を気遣って実家から届ける「五月見舞い」という習慣に由来しているとのこと。
また、お祭りの時にお客さんにおもてなしするハレの日のお料理でもあるそうです。
最初はお弁当にこんな形で主役を陣取っている姿にびっくりしましたが、この由来を知ると大切にもてなしていただいたんだなぁと感慨深くなります笑。
生臭さは一切感じずおいしくいただけたものの、甘辛い味が強くて私には最後少しくどく感じてしまいましたが...。未経験の方、是非一度試されてはいかがでしょうか☆
<小児T&A参加者みんなで集合写真をパチリ☆左半分でTを、右半分でAを身体で表現しています☆>
小児T&A WSに関してですが、次回は10月、11月にそれぞれ金沢と名古屋でWSが開催されるそうなので、興味がある方は是非参加してみて下さい☆
詳細はこちらです⇒http://kodomonomikata.luna.weblife.me/