ご無沙汰しています、2年目研修医のAMです☆
11月13日14日の2日間、1年目と2年目研修医みんなで東京に行ってきました。
『臨床研修交流会』という全国の民医連の病院に勤務する研修医が一年に一度集まるイベントに参加するためです。
イベントでは、各々の病院のユニークな取り組みなどを研修医がポスター発表形式で発表します。
今回は、私たちの病院は1年目のY先生が『「少人数分散型」の初期研修における当院での工夫』というテーマで発表してくれました。
私たち兵庫民医連の研修医は、1年目は3つの病院(尼崎医療生協病院、東神戸病院、神戸協同病院)に分かれて研修しています。
病院によっては一定の期間、研修医が一人だけ、という環境もあります。
それはそれで先生方からより熱心にご指導いただいたり、手技をたくさんさせていただいたりとメリットがある一方で、一人で研修しているといろんな悩みが生じてくるのも事実です。
同期や先輩研修医の様子を伺えず、自分の勉強法は正しいのか、最低限基本的なことはみんなと同じレベルまで追い付けているのかなど、1年目の研修を一人でしていた私も当時いろんな悩みをかかえていました。
そこで今年度から新たな取り組みとして、『Round Triad』と『Web Conference』が始まりました。
『Round Triad』は、3病院それぞれが主催側となり、全ての研修医と指導医がその病院に集まり、それぞれの病院での研修医の研修内容、指導方法を実際に体験して、3病院での教育の均質化を図るためにスタートした企画です。
均質化すべきところはあるものの、それぞれの病院でユニークな研修内容、研修環境、指導があり、それを受けて研修医同士、指導医同士がお互いに良い刺激を受け勉強になっています。
『Web Conference』では、朝の勤務が始まる前に尼崎医療生協病院で行われている研修医のための勉強会を、他の病院にいる研修医も参加できるようにと、Skype®を使ってH先生とY先生が思案に思案を重ねて作りあげてくれた、最近軌道に乗りつつある遠隔教育システムです。
各病院で勤務開始時間が異なるので、一部の参加になることもしばしばですが、それでも研修医みんなが一緒に勉強できる時間を生み出す有効な方法で、今後は遠隔会議などにも応用していければいいねという話も出ています。
まだまだ改善点はあるものの、以上の取り組みが新たにスタートしたことで、各研修医の満足度は高まっています。今後の更なる発展に期待大ですね☆
全国の病院でもいろんな取り組みが発表されていて、研修医のアイディア次第で研修内容が一層充実したものになるんだなぁということが実感でき、私自身も日々能動的に研修に取り組もうという気持ちになりました。
最後に、今回の発表は、研修医の声を真摯に受け止め、率先してすばやく実行に移してくれた1年目Y先生の、積極性と柔軟性、根気強さ、仲間への思いやり、などなどが形になった素晴らしい発表でした!
最初から最後まで控えめにもリーダーシップを取っている姿は、とても頼もしくて目を見張るものがありました♡
日々の忙しい研修の中、準備に発表にと本当にお疲れ様でした!!