1年目研修医のYYです♪
先日尼崎医療生協病院の"単身男性応援プロジェクト"に参加してきました。
1か月に1回、木曜日のお昼に行われています。
組合員の方々がボランティアでおいしいごはんを作ってくださり、それをみんなでいただきます。
参加者は患者さん以外にも、医師や看護師、メディカルソーシャルワーカーといったスタッフがいます。
なぜ、単身男性応援プロジェクト、なのか...
病院に来る単身男性の中には、基礎疾患に加えて、コミュニティーから孤立していたり、そもそも人付き合いが極端に少なかったり、自分で食事を作る習慣がなく食生活に問題を抱えていたり...、といったいろんな問題を抱えておられる方がいます。
参加者さんはこのプロジェクトに、医師の指示のもと参加しています。
食事中は病院スタッフから単身男性患者さんを気遣う声かけがたくさんあります。
「最近暑いけど、家に扇風機あるの?」
「お水は飲めてる?」
(家に冷暖房がない患者さんに対して)
「ごはんは食べられてる?」
(アルコール依存症があり、食事摂取がうまくいかない患者さんに対して)
「家族のこと大変やね」
(認知症の家族がいる患者さんに対して)
「来月も絶対来てね、○○さんに会いたいから」
(来月からは来ない、と言い出した患者さんに対して)
などなど...
このプロジェクトはただの食事会ではないんだなぁ。
普段口べたな、単身男性患者さんと食事の場を通して、診察室ではできないカウンセリングを行う場なんだなぁと感じました。
もちろんルールも決まっています。
①禁酒・禁煙(参加当日の参加場所では厳守)・ギャンブル禁止(参加場所ではもちろん厳禁、生活スタイルとしてギャンブルには手を出さないようにしましょう)
②参加者間での金銭の貸し借り禁止
③食事会での個人情報などの守秘義務
④お互いの批判はしない
⑤自己責任で行動する
⑥参加は主治医を通じてのみ可とする
です。
食事のあとは"ふるさと""うみ"など歌を歌いました。
このプロジェクトは別名を"ふるさとの会"、というそうです。
いいネーミングです☆
PS私が参加した日は写真のようなメニューでした。
お品書きもボランティアさんの手作り!!
金魚はなんと折り紙で作ってあります!
本当に手が込んできますよね〜〜
もちろん味もとってもおいしくって、おかわりしたいくらいでした。。。
でもそこはワタクシ、乙女ですので、思いとどまりました...(T_T)