トップページ> 研修医ルーム > 訪問診療&往診 @萌(もえぎ)クリニック
後期研修医のJUN1です。
最近本当に暑いですね(@0@)
今日は訪問診療&往診のお話。
訪問診療とは医師の診察を定期的に受ける必要があるけれど、通院の難しい、という方のご自宅に伺い、診療や治療を行います。
まあ、計画的に行うものです。
往診とは、通院できない患者さんの要請を受けて、医師がその都度診療に伺う事です。
こちらは臨時の手段です。
兵庫民医連では早い段階から、訪問診療&往診を経験します。
これがしたくて兵庫民医連に研修に来られる先生も多いです。
早く行きたい、と楽しみにしている初期研修医も多いです。
私は週に1回行っています。
やはり自宅での患者様は、病院で会うときとは纏って(まとって)いる空気が違います。
何とも言えずユル~い空気を纏っておられます。
病院は医療従事者のホームグラウンド、自宅は患者様のホームグラウンド、と感じます。
なので自宅で会う患者様の表情は自然な感じです。
その顔がとても良いのです。
そのような患者様の病院では見る事のできない表情を見る事ができる、訪問診療&往診の大きな魅力の1つです。
今日は、左胸の痛みを訴えた患者様のところへ往診。
病院なら『まずは心電図』となるところですが、現場ではレントゲンも心電図もないので武器は言葉と聴診器のみ。
やはり気になるのは心筋梗塞など急な対応が必要な疾患。
痛みの経過を何度も確認し、痛みの部位を何度も確認し、胸の表面の筋肉の痛みで心筋梗塞ではない、と判断しました。
伺う前は
『心筋梗塞だったらどうしよう』
とやや緊張して伺ったのですが、
ホッと一息。
『緊急の大きな疾患でなくてよかった~』
っと、患者様の自宅を出たところで、尼崎市内を眺望(ちょうぼう)したところ。
(尼崎の北東方向)
訪問診療&往診はやりがいも魅力もあって、ホント毎週楽しみにしています(^0^)