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男女の話 第1話(不定期連載)

尼崎医療生協病院で、恋愛内科後期研修医のjun1です。

 

先日、夜更かしをしながらケーブルテレビのチャンネルをパラパラと替えていたら、芸姑(げいこ)と若旦那風の男が酒を飲んでいる映画の場面がありました。

 

後で調べたら若旦那風の男は米問屋の御曹司だそうで、映画の原作は永井荷風の小説。



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ほんの5分ほどしか見ずにチャンネルを替えてしまったのですが、その中での二人の会話の内容が頭に残っていて、今ブログを書いています。

 

内容は、放蕩(ほうとう)を繰り返している御曹司が、自分は『理想の女性』を捜し求めているのだ、と言うと芸姑がそんな『理想の女』がいたら会ってみたいものだ、と返します。



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それを見ながら、多分順逆が反対なのではないか、と考えていました。

 

女性に求める条件があり、その条件を満たす女性が現れたら付き合う、と言うようなことは、多分・・・ない。

 

そんなことをしていたら、さらに完璧に条件を満たす女性が現れるたびに、付き合う女性が変わることになります。

 

でもそんなことないはずです、普通は。

 

おそらく彼女というのは、他の全ての女性に当てはめる条件を、この女性だけには当てはめなくてもイイか、と『勘違い』さしてくれる女性のことです。

 

当然ですね、彼氏も同じではないかと思います。

 

何故、彼女と彼女以外の女性に同じ条件を当てはめる必要があるだろうか?(反語です、念のためm(_ _ )m

 

というわけで、女性のあれこれについて色々と言う男がいますが(私の事です)、その男の付き合う女性は彼の口にしている女性像とは多くの場合、一致しません。

 

でも世の中そんなもんです。

 

言ってる事と、やってる事が一致しないのは人の世の常です。

 

かつて医学部在学中の6回生でのこと、医師国家試験前という大事な時期に人生で初めての彼女ができた友人がいました。

 

バカですね(*^0^*)

 

色々と恋愛指南を求められて相談にのっていたのですが、その友人は年上の大人の魅力のある女性がタイプなのですが、初めての彼女は年下(ギャル)でした。

 

そして私に、

 

『今の彼女は自分が付き合いたいと考えていた女性のタイプと全然違うんですよ〜。どうして、全然違うタイプの女性と付き合うことになっちゃうんですかね〜?』

 

と尋ねられ、確かにそうだよな、そういうことってあるよな、と思いながら、

 

『世の中そんなもんやで。』

 

と答えたのを思い出します。

 

国家試験の受験勉強中に初々しい喧嘩をしたりしてましたが、国家試験にも無事合格して、めでたし、めでたし。

 

ちなみに付き合い始めて1年後、彼はその初恋の女性と結婚しちゃいました。

 

めでたし、めでたし〜(*^0^*)






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