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タクシー運転手と医師に通じる事・・・

2年目研修医のjun1です。



以前ブログでタクシー運転手の話を書きましたが、そのとき浮かんだ疑問が『なぜタクシー運転手の運転の質にこれ程のバラツキがあるのか?』。


 

どちらかというと『ひどい運転が多い』。


 

辿(たど)り着いた答えは、それは


 

『密室で運転していて他人に査定される事がないから』

そこで、ふと(つな)がったのが・・・



それって診察室内の医師も同じではないのか?


 

書いていて冷や冷やするな〜 f^-^;


 

ほとんど外来もした事のない2年目研修医です、すんませんm(_ _)m


 

医学部5回生の頃、ポリクリで回った腎臓内科でのこと、カンファレンスで実習中の6回生の方が症例をプレゼンテーションしました。


 

沢山突っ込まれていました。


 

そのプレゼンテーションが終わって、教授が

『周りの先生がアレコレ注意してくれるのは働き始めて3年目くらいまでだから、それまでに1人前にならないといけないよ。』



と言われた事がありました。


 

これを聞いた時、他人から注意されなくなった状態を想像して、そら恐ろしくなったことを思い出します。


他人から注意されなくなったら『私』はひどい事になる、と5回生の時に思いましたが、それは今も変わりません。



『他人に注意されるより前に自分の欠点に気付くこと、そして改善していくこと』の如何(いか)に難しいかというのは、長く生きてくると何度も経験します。


 

人に注意されなくなっても、なんとか自分の欠点を修正する方法はないものか・・・


 

多くの人が思い浮かぶように、私も思い浮かんだのがビデオカメラを使う事。


 

完全に客観的に自分を見ると言うのは『夢』だけれど(見るのが自分だから)、ビデオカメラは自分を他人のような目で見ることができる1つの有用な道具ではないかと思います。


 

その後、大学で総合診療部を回ったときにビデオカメラを使って自分の問診の様子を録画して振り返ったことがありましたが、自分自身の欠点を見つけるのに有用な方法と感じました。


 

そして先日尼崎医療生協病院での研修医向けのレクチャーの中で、指導医が『コミュニケーションスキル・トレーニング』と題して、ビデオカメラを使用した研修指導&振り返りをして下さいました。(『指導医のブログ』の2011年9月5日を参照して下さい)


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写真はロールプレイを始める前の診察室で、手前にビデオカメラが置いてあります。


 

1年目の研修医の先生5人と私とでロールプレイ(患者さん役、患者家族役、医師役)をし、その後に全員のビデオを振り返ったのですが、1年目の先生はまだまだタドタドしい感じで、言葉が上手く出ない場面も。


 

2年目研修医の私は1年目の先生の様に言葉に詰まる場面は少なかったのですが、その言葉が滑らかに出過ぎているのが逆に


 

『う、う、う・・・ウサン(くさ)っ』



どんなウサン(くさ)さかというと、

怪しい教材を売りつける人を鞄に仕込んだ隠しカメラで取材してきた映像みたい。



う〜ん(−.−;


 

とにかく(にわか)にウサン臭い(><)













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