2年目研修医のjun1です。
先週末に外来看護科の歓送迎会がありました。
外来で長らく皆様の拠り所となっていた看護師さんが訪問看護ステーションに移られるということで、沢山の方々が集まりました。
医局からも医師が7名も参加。
皆様から慕われておられた方だけに、心温まる会となりました。
歓送迎会だけに新しく外来に移動してきた方も。
その中に、10年ほど前に新人看護師として東神戸病院の外来で働き始め、その後別の仕事をし、この度また帰ってきた看護師さんがいました。
その看護師さんが挨拶で『そそっかしいですが、どうぞよろしくお願いします。』というと、過去に一緒に働いたことのある方々から『そうそう、◯◯ちゃんは・・・』と昔話に。
そんな彼女のエピソードを2つ。
1つ目はザジテン®というお薬にまつわるエピソード。
ザジテン®というお薬は花粉症の時などに処方されるアレルギーのお薬です。
外来で医師に『ザジテン®持ってきて』と言われて、『辞典』を持ってきたそうな。
しかも気を利かして《大》辞典を持ってきたそうな。
『The 辞典』とか翻訳したのだろうか?
でも、そういうことってあります、あります。
2つ目は、外科の処置で薬を注射器に吸って医師のところに持って行った時の事。
そそっかしい彼女が注射針のキャップを着けずに持って行ったら、医師から
『おい、キャップ、キャップ』
と言われたのですが、彼女は頭のナースキャップを取ろうとしたそうな。
本人も頭に手を持って行きながら『キャップ?ですか?』と聞き返したらしい。
まだ当時は看護師さんもキャップを被っていた時代。
しかし、エピソードが2つともホンマやから凄い。
でも、そういうことってあります。
というように私が寛大なのは、私も先日『聞きまつがい』をしたから。
検査室に心臓エコー研修の打ち合わせで行ったら、副主任さんから今年の新人さんを紹介される。
新人さんだけど、他の病院での勤務経験もある既婚女性の方。
普段から冗談が好きな副主任さんが、
『彼女の御主人は検査技師なのよ』
と私に紹介してくださる。
もうすでにネタバレしているかもだけど・・・
私は副主任さんがボケをかましてくれたのだと思い、
『そうなんですか〜、まぁ医者も詐欺師みたいなもんですけどね〜』
と副主任さんのボケに乗る発言で続くと、副主任さんも
『私もケン・詐欺師だよ〜』
と乗ってきてくれる。
御陰で自分が聞きまつがいしていることに暫く気が付きませんでした。
ホント関西人ってどうしてこう・・・。
患者さんに関わる部分での『聞きまつがい』をしないように注意しなければ(P_-)