2年目研修医のJUN 1です。
先日東神戸病院で『高田カンファレンス』が行われたので出席してきました。
『高田カンファレンス』というのは、百年記念病院の高田先生を招いて2ヶ月に1度行われるカンファレンスです。
東神戸病院の藤末衛先生(呼吸器科で全日本民医連会長)と高田先生の胸部レントゲンを前にしてのディスカッションに毎度感心しきりの2時間です。
高田先生はいつも柔らかい物腰で、教育的示唆に富んだ指摘や知識を若手の研修医に与えて下さいます。
しかし2ヶ月に1度のカンファレンスで教授していただける『知識』というのはそれほど多くはありません。
『高田カンファレンス』に出席する一番の意義は、明日から使える有益な知識を得る事ではなくて、一流の人に肌で触れることができるということだと感じています。
『そんなことまで1枚の胸部X線写真から読む事ができるのか』
という事を教えてもらう。
山の高さを教えてもらえる場が『高田カンファレンス』だと感じています。
『高田カンファレンス』のあとは、いつも私も頑張って山を登ろうという気持ちになります。
そして『高田カンファレンス』ではカンファレンスの後に、いつもお寿司が振る舞われるのですが、その食事が終わると最後に高田先生から、『研修医へのプレゼント』があります。
高田先生が百年記念病院で読影した『これは』という胸部レントゲン写真をフィルムに焼いて持ってきてくださいます(今はどこの病院もフィルムレスですから)。
『これは』というのは、研修医にとって勉強になる写真、という意味です。
そして必ず研修医が読影します。
写真はそのプレゼントを読影中のところです。
緊張するけど、いつも勉強になる写真をプレゼントして下さいます。
毎度楽しみにしているカンファレンスです。