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研修報告その2(2年目)

2年目の4月からは地域研修でした。

民医連らしい地域に密着した世界で非常に充実した1週間でした。入院していた患者さんが自宅で見せる笑顔が非常に心に残っています。病棟の世界とは違う穏やかな世界でした。

 

 

そして、2年目の5月からは尼崎医療生協病院に移動となりました。

整形外科の選択研修からスタートしました。大学の勉強の世界でしかなかったリウマチの世界を見せられ非常に引き込まれました。痛みは他人にはわかりません。しかし、リウマチの患者さんはその痛みと付き合っていかなければなりません。リウマチの患者さんが語る人生のお話は私の胸に深く残りました。この時、将来小児科と思っていた私の医師人生を少し変更してみようという気持ちになりました。

 

 

7月からは内科研修を再び行っています。病院が変われば疾患群も異なり、1年目では経験しなかったものも体験出来ました。IFNの導入やEBウィルス感染、汎血球減少症、ニューモシスチス肺炎など多彩な経験をしています。また、外来も1単位受け持たせていただいております。

 

 

外来患者さんは入院患者さんと違って日々の生活があるので、診療計画も患者さんの日常生活に会わせてマネジメントしなくてはなりません。その中では、お金が無くて受診できなかったとか最近夫が失業してとか生活に困窮している患者さんも多く、患者さんの社会背景も理解しなければ医療というものは展開できないのだなと痛感しています。もっと暮らしやすい社会になればいいのにと心から思います。

10月から精神科・産婦人科・小児科と研修は続きます。

 

 

今後は、内科とか小児科とかではなく困った人の力になれるような総合的な診療ができる医師になりたいと考えています。自分の将来は不透明な部分もありますが、まずは総合診療医として後期研修に進んでいこうと考えております。

専門は感染症、および膠原病・免疫・アレルギーを考えています。将来を迷っている学生のみなさん、いっしょに研修してよりよい医師になる努力を私たちとともにしてみませんか?

 

(了)

 

~2年目研修医 いむいむ ~

 

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