年に数回、奈良県にある福祉施設にお手伝いに行っています。
ここでは発達障害、知的障害のお子さんを対象に、デイやショートステイ、就労作業などできるようになっています。
とくに養護学校を卒業した18歳から、介護保険が受けられるようになる65歳までの間、この子達がどのように自立しているかが重要な課題とのことでした。
この施設では経済的な援助となるような就労をいくつも考えておられます。
しかし、不況はこういう施設にも影響があり、仕事が思うように入らない時期もあるようです。
また、職員の薄給にも驚かされました。
聞くところによると福祉施設では全般的に給与が低いようです。
これでは将来につながる人材が育ちません。
診療所でも自閉症のお子さんやそのご家族が風邪などで受診されることがあります。
診察の合間に学校生活のことを尋ねると、しっかりと特別支援学級に通っていたり、養護学校に通っておられたりしています。
ひとまず安心していたのですが、学校を出た後のことまで十分には考えられていませんでした。
また施設にお伺いしながらいろいろ勉強していきたいと思います。
~指導医 すぎ~