兵庫民医連 医学生のページ
兵庫民医連の初期研修
兵庫民医連の後期研修

トップページ> 家庭医ルーム > 映画の秋

映画の秋

秋ですね。

 

またまた映画の話です。

 

いつだったか

『最強のふたり』

というフランス映画を観てきました。



eiganoaki.jpg


あらすじより

「パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男(フィリップ)と、

介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年(ドリス)の交流を、

笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。

まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、

やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。」

 

 

なぜ

四肢麻痺のある大富豪のフィリップと

ハチャメチャなドリスが

友情を育めたのか...

 

 

 

ある本からの引用:

アメリカの社会学者アーヴィング・ゴッフマン(Goffman,E.)は

スティグマのある人(たとえば身体障害者)と

そうでない人との出会いを観察した。

そして、そこには出会いそのものが台なしになることを見いだした。

なぜそのような緊張が生じるのであろうか。

ゴッフマンはその原因として、ある特性を想定した。

すなわち、

「突出しているため人の注意を引き、見つけられれば誰もが顔をそむけ、

しかも他の属性などもはや眼中に入らなくなる1つの特性」

である。

これがスティグマ(負の表象・烙印・汚名)である。

 

 

 

道路の段差をなくしたり、駅にエレベーターや身障者トイレを作ったり...と

『バリアフリー』ということが言われていますが、

 


人は知らず知らずのうちに差別しており、

「心のバリア」を持ってしまっているんだな、と感じました。

(意識して取り去ることができるものではないかもしれませんが...)

 

 

 

この映画は『心のバリアフリー』がテーマなのかな、

と勝手に想像しています。

 


_______________________________

 


リハビリ研修が終わりました。

充実していたなぁ




shikishi.jpg



この色紙は病棟のスタッフにいただきました。

これ飛び出てるんです。


 


~ぱんだ~




Copyright©2008 HYOGO-MINIREN All Right Reserved.