トップページ> 家庭医ルーム > 南向きの心~日野原重明先生の言葉より
医学書院さんの週刊医学界新聞の2011年5月16日号で
日野原先生が学生に講演された記事があります。
引用します。
次の言葉もぜひ心にとどめておいてください。
「陽気さと適度のユーモア,そよ風のような快活さ,
ローレルのいう心が『南を向いている性質』は,
医学における基礎研究・臨床を問わず,大いに役立つものである」。
これは,医師の人間性が問われる言葉です。
Art of medicineの実践においては,ユーモアと温かさが必要なのです。
引用おわり。
ローレルって誰だろう?という疑問はおいといて。
日々、何人もの患者さん、そしてそのご家族に医師と
して接する中で正直、心が北向いて仕事を終える日も
あります。
そんなとき、どうやって南向きにするか?
それぞれのやり方があるでしょう。
無理に南向けない方がよい日もあるかもしれません。
私の場合は、おいしいものを食べること。
とはいえ、おなかをすかした子供がいるのでもちろんほぼ毎日、お家ごはん。
少し肌寒くなった今の時期、自分で作った具だくさんのお味噌汁が
疲れた体にしみわたる。
「おいし~い しあわせ~」
そして、心をからっぽにして、大笑いすること。
言葉巧みになったけど、少し勘違いの次女のセリフ。
名探偵コナンの冒頭のセリフを
「みためはこども、ズボンはおとな、そのなは、めいたんていコナン!!」
に、毎回家族で爆笑。
だんなさんは、毎回せっせと、それはな、頭脳!って言い直してるけど
次女の耳には、ズボンに聞こえるの。
こうして、また次の朝には、南向きに心の窓をあけて・・・。
~指導医あわじ~