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現実的になる(患者中心の医療技法より)

患者中心の医療技法には6つのコンポーネントがあります。
レジデントのみなさんは英語、日本語の両方でスラスラ言えますよね?
一言一句覚える必要はありませんが、内容的には理解して下さい。

1)疾患と病い両方の経験を探る
2)地域・家族を含め全人的に理解する
3)共通の理解基盤を見いだす
4)診療に予防・健康増進を取り入れる
5)患者-医師関係を強化する
6)現実的になる

どの項目も目の前の患者さんで当てはめて考えてみると自分にどんな
知識や技術、態度が足りないかわかってくると思います。

先日ご紹介した出雲家庭医療学センターのホームページにはこの
患者中心の医療技法について、知識・技術・態度それぞれの項目に
そってまとめてあります。
ぜひ参考にしてください。

ちなみに「6)現実的になる」の態度は以下のとおりです。

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・さまざまな限界とストレスへの個人の反応について自ら気付く
・家庭医がすべての人々に対して、何でもできるわけではないということを受け入れる。それが罪ではないと言えること。
・家庭医自身の家族における人間関係を保つために時間とエネルギーを費やす
・必要なときには助けを求める意欲


~指導医 森~

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