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糖尿病チーム主催のデスカンファレンス!


皆さん、こんにちは。東神戸病院の内科TOです。9月になり残暑はありつつも、朝晩は涼しくなってきましたね。本当に気持ちのいい季節ですね!さて私の専門は糖尿病なんですが、先日糖尿病チーム主催でデスカンファレンス(亡くなった患者さんの症例を振り返るカンファレンス。患者さんへのケアを振り返ったり、残された家族の方へのケア計画を立てたりする。)を初開催しましたので紹介させていただきます。


参加メンバーは、医師、看護師、栄養士、リハビリスタッフ、薬剤師、ヘルパー、事務職員など。内訳は、病院職員はもちろん、診療所、訪問看護、訪問ヘルパー、地域生活支援センター職員まで合計18名。(訪問ヘルパーさん、地域生活支援センター職員さんは外部の方でしたが来てくれました!!)

confe.png(右から反時計回りに、トレーナーさん、診療所師長さん、外来看護師さん、外来看護師さん、管理栄養士さん、真ん中で説明しているのが私、地域生活支援センター職員さん、訪問看護師さん、訪問看護師さん、検査技師さん、薬剤師さん)


患者さん1名のデスカンファレンスだったのですが、病院のカルテ情報(病歴の概要)、医師や看護師の糖尿病に関する指導歴、直近の検査データ、訪問看護と訪問ヘルパーからの家での様子など本当にたくさんの情報が出てきました。(私もびっくりしました!)


この患者さんは糖尿病だったのですが、私たちが指導したことをなかなか実践してくれず困った話もいくつか出ました。また訪問看護師さんや訪問ヘルパーさんからは家で少しずつ心を開いてくれたエピソードを聞かせてくれました。皆この患者さんに関わる情報を出し合い、出来たこと、出来なかったことを振り返り、この患者さんを通しての教訓を次につなげようと思いを一つにしました。


参加者から「とても有意義な時間だった。患者さんの対応について再確認する良い機会になった。」との声を多く頂き、開催して良かったと感じております。当チームはこれからもデスカンファレンスだけでなく、患者さんを支える地域の人たちと一緒に、今回のような患者さんを考える機会をつくっていきたいと考えています。



(脚注) 
糖尿病チームというのは、多職種で構成された糖尿病対策チームです。チーム医療で診療に携わり、具体的には糖尿病患者入院時に指導したり、患者さん以外にも一般の方向けに糖尿病教室を開催したり...。また糖尿病患者さんが同じ病気の治療仲間の交流できる場として「糖尿病患者会(ふれあい会)」を運営して、バス旅行・料理教室・花見・学習会・ウォークラリーなどを開催しています。

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