こんにちわ。
初めてブログに投稿します。
尼崎医療生協病院の内科指導医Nです。
先日、2年目研修医と京都山科にある総合診療の総本山の一つ、洛和会音羽病院へ見学に行ってきました。
総合診療の神髄の一つにHistory & Physical(病歴と身体診察)があります。
総合診療科部長と朝の回診をしている時に、たまたま研修センター長の回診と一緒になりました。
研修センター長は音羽病院で毎月開催されている京都GIMカンファレンスを仕切っている、まさに総合診療の達人です。
両手の腫脹があり、リウマチ関連疾患が疑われている方の診察だったのですが、ほのかに赤くなった顔から首にかけての皮膚色の変化にすぐさま反応し 「これは日光過敏かな~、鑑別は肝疾患・アルコール・ポルフィリア・・・・この年齢でこの状態だったらWilson病の可能性は低い・・・・などなど」
すぐさま鑑別診断の嵐状態で、一緒に回っていた研修医はメモ書きに追われていました。
さすがは総本山のボス!登るべき山の頂を見て、改めて是非とも登ってみたいと思いました。
その後、夜のカンファレンスまでみっちり勉強させてもらい、院長先生からプレゼントしてもらった本をかかえ帰路につく二人でした。(あっ、お土産忘れたー)
~内科指導医 N~